| ベルゾナによるライザー柱材の保護 | | | 産業:石油・ガス (OILG) | | | 応用:ガスケット、シール、シム (GSS) | | | 顧客企業:英国、北海の採油プラットフォーム | | | 施工時期:2015年7月 | | | 施工対象:元々使用されていたネオプレンゴムシートは、上端が平面であったため水が溜まりやすく、それが原因で母材金属との隙間で著しい腐食が発生していました。 | | | 問題と原因:求められていたのはイソシアネート不使用の軟質補修材でした。悪条件な現場でも施工可能で、尚且つ過酷な環境下で防食効果を長期的に維持できることもポイントでした。 | | | 使用製品:Belzona 1321 (Ceramic S-Metal)
Belzona 3411 (Encapsulating Membrane)
Belzona 3911 (PSC Surface Conditioner)
Belzona 9231 (Surefoot Aggregate) | | | 母材:鋼材、ネオプレンゴム | | | 工法と施工手順:一部変更した施工手引書SOS-21に基づいた施工が行われました。まずネオプレンゴムの劣化部分を切除した後、母材に応じた下地処理を施します。処理後、金属面にはBelzona 1321を塗布し、その表面にBelzona 9231を付着させることでアンカーパターンを確保し、上塗りされるBelzona 3411を接着可能にします。ゴム製の被着面にはBelzona 3911でコンディショニングを施し、Belzona 3411を接着可能にします。金属部とゴム部の境目を覆い保護する役割のBelzona 3411を全面に塗布しますが、この際に境目にはテープを貼ることで可動範囲を広げ追従性を高めています。 | | | 施工関連情報:ロープで宙づりの状態でも施工可能な同工法は、ユーザーから高い評価を得ることとなりました。イソシアネート不使用のBelzona 1321と3411を用いた同工法は、低温でも十分に硬化し、手早く安全な施工が可能、更に長期的な防食効果が期待できます。 | | | 写真1. 下地処理後
2. Belzona 3411の1層目の塗布
3. 施工完了後 | |
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